2009年 05月 25日
いのちの食べかた
http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
まだ見ていない方はぜひ見てっ!
この映像、説明やメッセージなど、一切ありません。
だからこそ見る人に全て託されているような気がします。
あなたはどう思うの?って。
スーパーなどに並ぶこれが、どうやって作られて、どうやって処理されてきたのか、
食について、知るべきことを見せてくれますよ。
(日本の映像ではないけれど、先進国はどこも同じようなものでしょう。まして日本は輸入に頼っているし)
野菜も、果物も、魚も、鳥も、豚も、牛も、
非常に合理的に、機械で、大量に培養し生産されている。
なんとなーく、そんなこと知ってるさと思うかもしれないけれど、
映像で見ると、なんとも、非情な感じに驚かされます。
命の重みは、いったいどこへ?
野菜は、薬を大量に散布され、
太陽のない場所で育ち、
動物はせまーい場所で、注射を打たれたり、ただのものとして扱われ
想像しただけでも、そうとうなストレスの中で過ごし、
野菜も動物もなんでみんな同じ大きさなの?っていうだけでも、人工的にコントロールされていることがわかります。
普通、人間もそうだけど、色々な個体差ってあるじゃない?それがないもの、驚いちゃう。
全てが分業、
全てが機械化
それを操作する人間は、
一言も発せず、もくもくと同じひとつの作業を繰り返し、
なんだか幸せそうには感じられません。
ガンジーが、機械文明は人類を滅亡に導く、というような考えの下、
必死に説いて周っていたというのを本で読んだことがありますが、
いのちの食べかたの映像を見ていて、
そのことを思い出しました。
ガンジーの言葉に、深くうなずいてしまいます。
ヨガを学ぶ中、食べ物というのは命だと、思い知らされました。
命として扱われず、ストレスにさらされて、自然の循環の中からはみ出したやり方で生産された食べ物を
私達が口にして、健康にいいとは思えないな。
食べ物とは、ただのカロリーとか、ただのタンパク質とかビタミンとかの、『成分』ではない。
命です。
そのもののもつ生命力、エネルギー、まるごと頂くということで、私達は生かされています。
太陽や大地の愛のない場所で育てられて、そのどこに生命力が生まれるのかしら。
あぁ、おそろしや。
人間は、おそろしいことやっちゃうものですね。。。。
やっぱり金?なの???
さて、私は前から気をつけていたつもりでしたが、決意を新たにしました。
命のないものを選んだり、食べるのは、もうやめっ!
そのストレスも、薬も、ぜんぶぜんぶ、食べていることになっちゃいます。
そりゃ、心にも身体にもいいわけないのは丸わかり。
だから、命として育てられたものを選ぼう!食べよう!
そのように育てられたものは、もちろん高いです。
だって、それだけ、大事に、手間をかけて、目をかけて、言葉をかけて、全てのつながりに配慮して育てられたのだから、当然です。
少しばかりの高いお金を払っても、長い目で考えると高いとはいえないと思うの。
命のないもの食べて、後で大きな病気になって薬や医療費にお金を使うより、
よい食事にお金をかける。おいしくて楽しい投資だと思いませんか???
あとは、私も畑をやっているけれど、少しでも土に触れて食べ物を育ててみれば、
きっと言葉にできない何か、その体験そのものが教えてくれることが多いと思うな。
私は、畑をやってからやっぱり変わった。良かった。
それから、必要なものを必要な分だけ。
命を無駄にせず。
必要な分っていっても、食すことは快楽でもあるから、今の飽食になれちゃっているけれど、実は自分で思うより少ない量なんだと思います。
もしもいきなり変われなくても、ちょっとずつ、意識するだけでもいいよね!
あんな機械の大量生産は、本当は必要なくて、
私達が逃れたい欲望や、病気の渦にのまれるままに、そして人間の仕事まで奪い、
命の循環を知る機会すら失って、地球環境は悪くなるばかりで、
まるで私達を不幸にさせてくれているような気がしちゃう。
さらに、石油がなかったら、ぜーんぶ機械がないとできない食の大量生産システムはそもそも成り立たない。
石油がからんでるとなれば、あぁー、戦争とか、貧困とか、ぜんぶーの問題につながってきたぁ。
ガンジーの言葉にさらに深くうなずく。うんうん。
私もまだまだ、脱ぎ捨てなきゃいけないものがいっぱいあるなぁ。
このシステムに、無意識のままに飲まれないようにしないとな!
まずは自分自身から変わらないとな。
しかし、、、、あぁ、おそろしや。
見てよかった。
知っといて良かった~~~
by aofsoul
| 2009-05-25 17:02