ベジタリアン。

今、私はベジタリアンです。
きっかけはこう考えてです。
本来の人間の生き方を考えれば、自分の身の回りで取れるものしか口にできない。
自分が大昔に生きていて、完全自給していると仮定すれば、手に出来るものといったら、
お米や豆や野菜、木の実や果物、海藻などが中心。それに、魚は時々。乳製品もたまに。
お肉はきっとお祭りのときに一年に一度くらい食べたくらいかなぁと想像して、
そういう食生活が、体内環境にも、地球環境にもいいに違いない!と確信して
取り組み始めました。
今ではほぼビーガン。たまーに魚と乳製品ちょっとです。

さらに、今の社会で安易に手にすることの出来るお肉や乳製品や魚の生産の問題を知ったら、
かなり真剣に怖いと思いました。

そのことを書きますね。ちょっとまじめに長いかもしれないけれど。。。読んでね。



消費者がより安いお肉やお魚、牛乳やチーズを求める為に
どんな風に生産されているのか、考えたことありますか?
安くするには、それなりの理由があります。

大量生産大量消費のために、
命である動物達は、まるで工業製品のように扱われている実情。

私の見たドキュメンタリー映像はこんなものでした。


一生太陽を見ないで小さい部屋の中で、ほとんど運動できずに一生を終える動物達もいます。
鳥はくちばしを切られ、牛は角を焼かれ、尻尾を切られ、、、

乳牛は、子牛が生まれると、母牛からすぐ放されて、
人工的に配合された粉ミルクで育てられます。
粉ミルクにはかつては牛の骨粉が混ぜられていたり、血液が混ぜられていたり、、。

子どもが牝牛なら乳牛に育てられていきます。
雄牛なら肉牛になるべく、一年くらいで殺される運命。
母牛は人工受精で子どもを生んだ後、すぐミルクを何度も機械で絞られていきます。
母牛に育つまでも、牝牛はミルクをたくさんとれる身体に仕立てられ、ミルクを取るために酷使されます。
一般的に脂肪分が多いものが美味しいとされ売れます。
なので、脂肪分が多く含まれるように、穀物や調整されたえさをたくさん食べさせられます。

本来牛は草を食べるもの。草を消化していく内臓のつくりになっています。
それが不自然なえさにより、負担がかかり、内臓、消化器官は病気になります。

日に当たらず、運動もせず、糞尿もきちんと処理されず、、、
環境的にも病気になるのは当然。

そして薬品、抗生物質をたくさん投与されます。

また牛は本来おとなしい動物なので、自分を守る為に角があります。
その角は焼かれたり、または首が動かないように固定されたりします。
糞尿を同じ場所でするようにある位置までこないように電流を流したりします。
ずーっと動けず、たったままの状況。
尾も縛られ腐らされ、切断されたりします。

うぅぅう、こんな映像を見ていて、ほんとうにつらかった。

これが命のあり方でしょうか。

しかも、このように育てているのは何のためでしょうか。
そう、消費者が安く大量に欲する為です。
食べているのは私達です。
実際に手を下していなくとも、していることと同じです。



では今度は、身体によい食べ物とは何かを考えてみます。

野菜だったら、無農薬、有機栽培、自然栽培ですよね。
ではお肉は?
お肉が抗生物質まみれ、ストレスばかりの動物の命は、健康といえるでしょうか?
病気のお肉を食べて、人間は健康になれるはずがありません。

そのまま、ストレスも、病気も、薬も、ホルモンも、みんな身体に入ってくるでしょう。
全ては循環しているのだから。



さて、環境の観点からみてみます。

穀物飼料の問題です。
家畜は本来なら、草を食べて生きているはずなのに、脂肪分を増やす為に穀物を大量に与えられています。
10キロの飼料で1キロのお肉が作られるそうです。
この大量の穀物を作る為に、土地が足りなくなれば、豊かな森林を破壊して、広大な畑にして穀物をつくります。
こうして森林破壊が進んでしまいます。そして、それらの穀物は石油を使って遠い国へと運ばれて動物の飼料になります。
そして穀物を生産している国は貧困にあえぎ、飢えに苦しんでいたりするのです。
1キロのお肉をやめれば、10キロの穀物がいらないことになる、、、その穀物が飢えに苦しむ人たちに少しでも回っていくようになれば。。。

また、家畜の大量の糞尿が、河川や海を、土壌を汚染しています。
環境が自然に処理できる許容範囲を超えた糞尿が排出されているのです。
要は作りすぎ。ということです。

こうやって環境問題にも関係しているのです。


私はとてもショックでした。


魚は安全?
水銀汚染は人間の中枢神経に多大な影響を及ぼします。
食物連鎖のトップにあればあるほど、化学物質、毒物は濃縮されていきます。
プランクトン→小魚→大きな魚。
陸地より遠くの海に住む大きな魚には小魚よりも濃縮されているのです。

そして人間は、石油をたくさん使い、Co2を出しながら船で遠くまで漁に行き、大きな魚を大量に摂取します。
スーパーでは沢山の外国産の安い魚をみかけます。

養殖場もストレスフルな環境で、コントロールされた餌が与えられていました。
やはり病気にかかったりして薬品が投与されます。

魚もこのように問題あり。
海は既に汚染されていて、とり過ぎたり、環境負荷の高い方法であったりしています。



どうして、こんなことに?

それは、多くを求め、便利さをもとめ、贅沢をしようとする一部の人間の為です。

人間の生み出す問題の根源は、
多くを求め、欲をかき、金のため。
無知な人間は、残酷で、醜いことを平気でするようになります。
麻痺していきます。それは幸せなことでしょうか。


人間は、食べなければ生きていけません。
命をいただかなくては生きていけません。

お肉を食べない。ということから、何が見えてきますか?
大量生産されたお肉や乳製品の問題点。

健康
地球環境
貧困

さまざまな世界の問題が見えてきます。

身近な毎日の食を変えることで、それは一つの解決策となることがわかりました。
誰にでもできる解決策です。

だから私は、お肉を食べないのです。

私は、お肉を食べることそのものの行為はを否定するわけではないんです。
お肉が食べたければ、自分で家畜を命として育て、きちんと自らさばいてお肉を頂くならばいい。
お魚が食べたければ、身近なところで自分で必要な分を釣って、自分でさばいて頂くならばいい。
そう思います。
その覚悟もなく、どれだけの命を何も考えずに食べてきたのでしょう。

それがもし出来ないのであれば、
自然な方法で育てられ、国内の信頼できる業者さんがつくったお肉を買い求めましょう。
それは高いです。でも、本来そういうものなのです。
本当は安いお肉が異常なのです。

私は将来、自給自足的生活をはじめたら、
自分の手で命としてお肉を頂くこともあるかもしれません。
自分で釣りをして、魚を食べたいと思うなら、そうするかもしれません。

でも、それができない今は、ベジタリアンでいることを心がけます。

お肉を食べなくなってから身体も必要としてはいません。
いま私は食べたいと思わないのです。

よく、栄養的に心配する人がいます。
それは戦後教育されてきた栄養学に基づくものです。
野菜や豆や海藻や木の実や果物に、きちんと栄養素は含まれています。
ベジタリアンでも十分に必要な栄養はとれることがわかります。

与えられる情報は、誰かの都合のよいように作られている場合があります。
たとえばスーパーで流れている歌のように。お魚コーナー、牛乳コーナー。
栄養あるよ~っていう歌が流れていると思いますが、これは利益の為です。
私達はこうやって、情報を与えられているのに気がついてみましょう。


私は実感として、いきなり習慣は変えられないとわかっています。
私は、もともとお肉がそんなに好きではなかったけれど、
それでも三年くらいをかけて、こうして変わってきました。
最初は、意識が変わり始め、よいことは何かがわかり始めます。
でもすぐはできない。
まずは、ちょっと変えてみます。ジャンクなものを控えたり、肉を控えたり。
また戻ることもあります。
頭でわかっているいいことに近づくと、心も身体も楽になっていきます。
そうすれば、もう、後戻りは、頼まれてもしたくないです。

よいことも、わるいことも、
全ては習慣です。
人はその癖に支配されています。

わるい習慣から抜け出すことは、やっぱり苦労もいります。
でも、大人になると、生きることを自分で選ばないとならないと思います。

私はまだまだ甘ちゃんだけど、
自分に嘘はつかない心意気は持っていたい。

よいことをするぞ!というのはいいけれど、時々こんな人をみかけます。
こだわるあまり不幸そうな顔をしている人。
そうはなりたくないですね。
追い込んで笑えない状況になってしまうのは、それはすこし違います。

色々な人がいます。色々な気づきの人がいます。
人が良かれと思って、食事を振舞ってくれることもあります。
そんな時は、頭ごなしに、いやな顔をするのではなく、柔軟に、
私は、自分の主義に合わせながらも、そのお心をありがたく頂戴する気持ちも大事に思っています。

世間にはお肉大好きな人が多いです。
ベジタリアンはそのあたりのバランスで苦しむ人が多くいると思います。
だけど、柔軟に、しなやかに。状況に合わせ、自分に嘘のない方法で対応してゆけば良いと思います。
時々、しょうがないときもあるかもしれない。
だけど、今まで大量生産のお肉を毎日食べていたのだとしたら、時々食べるくらい、それは大きな進歩では?

もしくは、あえて一緒にベジタリアン料理を食べにいって、これがお肉無しなのよって驚かせてみてもいいかもしれない。
その人はお肉無しでも美味しいって事を知らないだけかもしれないからね。

なにより料理で工夫するのは、楽しく、美味しいですよ!

現在、私は日常の食事はほぼ毎日ビーガン食です。
でも、時々バターなどの乳製品、お魚も口にすることがあります。
だから、ほぼビーガン、といっています。ゆるっとビーガン。ベジタリアンです。

そう、ベジタリアンといってもいろいろな人がいるんですよ。
ビーガン(完全に菜食のみ)
ラクトベジタリアン(乳製品もとる)
ペスコベジタリアン(魚と乳製品と卵もとる)
ラクトオボベジタリアン(乳製品と卵もとる)
これはただのカテゴライズ。
型にはまらずとも良いと思います。

時々ベジタリアン、週末ベジタリアンなんてところからはじめてもいいかもしれませんね。

なんでも楽しくないと続かない。

食事から見えてきた色々なこと。
私はできることから始めています。

大事な本質を見失わないように、
よいと思う方向へ進んでいきたいと思います!



追記:
私の見た映像は外国のものでした。現在の日本の大量生産のシステムでは、どのように生産されているのか自分で実際に見たことはありませんので、お断りしておきます。
ただ、見た映像は事実だということ、多くの人が同じように訴えていることも付け加えておきます。
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by aofsoul | 2009-10-29 22:43