未来の食卓

映画『未来の食卓』をみてきました。

映画『未来の食卓』


お友達の五空パンのヒサエちゃんと一緒にいってきました。
みにいったら鎌倉のベジカルチャーマップのよっちゃんにばったり会ったり
やっぱり食に感心のある人でつながってて面白かった。

南フランスのある村で学校給食をぜーんぶオーガニックにすることからはじまったことを描いています。
まず、それを決めた村長が素晴らしい。
学校給食から変えることは、その家族、地域社会、いろいろなところへと影響をして、
みんな少しずつ、安全で、美味しいこと。そのことに目覚めていきます。

子ども達は学校の授業でも畑を行なうことで、オーガニックを体験しています。自分の食べるものに関する関心も高まるでしょう。
そして子どもが変化し、伝えることで、さらにその家庭が変わります。
調理師がもう、後戻りはしたくないといいます。冷凍食品や、添加物てんこもりの食材の袋をもう開けたくないといいます。そして工夫を凝らし、それを子ども達に伝えることで自分の仕事に誇りを持って取り組んでいるようです。
そして市場も変わります。
その他も村も視察に来ます。
まずは、給食を変えただけなのに、その変化は飛び火していく様子に感心しました!

給食→子ども、学校→家族→村全体→その他の地域へと。
そのよい輪はどんどん広がることでしょう。

いままでの慣行農業を営む人たちと、有機農業の人たちが同じテーブルで話し合いを持つなど、
村長はそんな場を作ったりしていました。対決するより、まずは話し合い。
それぞれの実情、想いを話し合う。そういうことって大事です。
押し付けではなくて、まず、人は納得しないと変わらないし。よいとわかっていても糸口がつかめない人はいっぱいいる。


そして、映画の中では農薬を使うこと、科学物質の恐ろしさの事実も伝えられています。
農薬を調合するたびに、鼻血がとまらない夫を心配する妻。
農村地帯は自然に囲まれて美しいのに、多くの子ども達がガンや病気になっていく。
農薬の恐ろしさを知っている農家では、自分ではそれを食べないといいます。自家製は別につくったりするようです。
農薬の使われている土と、有機農法の畑の土、隣の畑の歴然とした違い。生きている土と、死んでいる土。

なんでわかっているのにそんなことをするのか。
それは、『恐れ』『不安』からではないかと私は思います。

有機では作物が育たないとか、虫にやられたらどうするとか、経済的に厳しくなるのがいやだとか、
それは、やってみてもいない、思い描いた恐れや不安。
だれかがそういったらか、きっとそうに違いないという決め付け。冒険したくないという無意識にある気持ち。
お金の為。自分や家族だけの為。
もっと広い視点から、農薬散布ということを考えてみると、それは、空気、土、水、を伝わり、広がっていくことだから、魚に、森に、循環してしまいます。そうすれば、自分や家族にふりかかってくる。それはすぐではなく、目に見えないから、みんななかなか変われないけれど、それは徐々にやってくる。循環しているから。

けどね。
実際に人を雇って生活を保障しなくてはいけないとか、
家族を学校にやらなければいけないとか、
きっと色々あるんだろうから、気持ちも理解できます。
簡単に、やめろ!とはいえないこともわかります。
でも、少しずつでも理解が広まり、変わると良いですね。

たとえば、この映画の給食がオーガニックに変わるように、
多くの市場がオーガニックを求めたら、
それが経済として回ることがわかれば、必然的に
多くの農家はオーガニックに転換することになるでしょう。

だから、まずは、一人ひとりがオーガニックを生活に取り入れることから始めればいいんだと思います。
現状は高いから、全部は無理でも、少しでも。一個でもいいんです。
そうすれば、だんだんわかってきてシフトしていくでしょうね。
安くて無駄なものを買うよりも、少なくても安全で美味しいものを。

映画の中で知りました。
これはフランスの場合だけれど、日本もそんなに違わないんじゃないかと推測しますが、
(実際どうなんだろう)
普通に売っている野菜が安いのは、
補助金などが出ているからで、
結局私達は税金として払っている。
その金額を上乗せすると、オーガニックより高くなるって。
それに、病気になったら、治療費も上乗せ。

私もいま野菜は自分の畑でとれる分はもちろん無農薬、オーガニックですが、
買うのは普通の野菜も果物も買っているのは事実。
でも調味料は全部、オーガニックや天然の醸造のものを選びます。
価格は何倍もします。でも、高いとも思いません。
味がぜんぜん違います。
数年前まで普通に食べていた酢と、いまの酢は別物のようです。
たとえ特売でもまずい酢は買いたくありません。

そうやって意識はだんだんと変化していきました。
畑のオーガニック野菜は味がぜんぜん違います。

そうやって、多くの人がオーガニックを取り入ればじめれば、
さらに来年、再来年、と流れは変化して、
有機の製品も増えるだろうし、有機農家も増えるでしょう。

そんな未来の食卓。楽しみですね。
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by aofsoul | 2009-10-17 22:52